石像・石製品の復元・修復
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復元・修復
灯篭をはじめ石製品の欠け、破損等でお困りの方はご相談ください。
割れや欠けた石材の欠片がなくても可能です。
破損してしまった石の写真をメール等でお送りください。
大きさ、石の種類、破損前の形を分かる範囲でお知らせください。
修復可能かどうかのお返事をさせていただきます。
灯篭の欠け修理 洗浄及び傾き直し
雪見灯篭の笠が欠けている。
新しく購入したほうがよいかもしれませんが、想い出、愛着があり出来たら修復したいとのご相談をいただきました。
修理前
修理後
10年程前に、灯篭を移動する際に角が欠けてしまったとのこと。火袋の上下が逆さまに設置されていて少し不安定です。
二つの辺を削り、角を一回り小さくしました。
軒が分厚くなった為、笠の部分も少し削り厚みを調整しました。
汚れも気になっているとのことで、高圧洗浄で汚れを落としました。
灯篭全体の傾きは接合部に鉛を入れて水平をだしました。上下逆さまに設置されていた火袋を据直しました。
鳥居の傾き直し・移設
施工前
木の根によって持ち上げられ、本殿側に傾いてしまった鳥居。 台石に木の根が巻き付いてしまい、取り外せない状況でした
施工後
鳥居の柱を根元で切り、移動できなかった台石は土に埋めました。
木の根を避ける為、既存の場所から手前に移動し、沓石(台石)を新設し据え直しました。
鳥居建て替え
施工前
既存の木製鳥居
施工後
石製鳥居に建て替え
灯篭傾き直し
施工前
台石部分に隙間ができ灯篭が傾いていました。
施工後
一度解体して、地盤を固める為に杭を打ち、一つ一つ水平を見て土台から据え直しました
玉垣の補修
施工前
道路側に膨らんでいた玉垣。
崩れないように鉄の棒で支えています。
歪んでしまい笠石が途中で折れてしまっています。
施工後
一度解体し、据え直しました。
折れてしまっていた笠石は新しいものに交換しました
ローソク立て補修
施工前
一部石材がない為設置できず、敷地にバラバラに置いてあったロウソク立ての部材
施工後
既存の石を加工し、石材を追加して据え直しました。接合部はピンとセメントで固定しました。
狛犬建て替え
施工前
危険防止の網で覆っていました。
施工後
既存の狛犬を台石から外し、新しい狛犬を据付ました。
灯篭建て替え
施工前
風化がすすんでいる春日灯篭
施工後
既存の灯篭を撤去し、新しい灯篭を据付。
狐の石像の補修復元
胴体にヒビがあり、頭部のない狐の石像。顔の一部の欠片しかない状態でした。
復元前
作業前の狐は、頭部がなく、胴体にヒビがありこのままでは破損が進行する恐れがありました。 顔の一部(左顔)しか欠片が無く、鼻や口、両耳ともありません。しっぽや水板(台座)の角、しっぽにも欠けがありました。子どもの背中は石が剥がれていました。
復元後
ヒビの補修をして、接合面を補強しながら欠けた部分に石を付け足し、狐の姿を復元しました。
お地蔵様の手の復元
「お地蔵様の手と持っている玉が取られてしまった、修復できないでしょうか」とハワイのお客様より 御相談をいただきました。
復元前
心ないいたずらの為、左腕がないお地蔵様、現地では修復先が見つからず、日本にて修復加工することになりました。
復元後
欠損した部分に石を継ぎ足し、腕と玉を復元させました。既存の部分と同じような汚れ具合になるよう着色しました。