お墓のQ&A
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お墓のQ&A
お墓に関しては、昔ながらの風習など分からない点が多いかと思います。お問合わせが多い事柄を、ご紹介致します。
お彼岸の意味は?
迷いの多いこの世(此岸)から川を隔てた向こうの悟りの世界(彼岸)にわたることを願い、日ごろの行いを慎む期間とされていました
お彼岸の前に行うことは?
お墓とお仏壇をきれいに掃除致します。近年では先祖供養の為にお墓参りを行う年中行事として定着しています。
お彼岸に行うことは?
お墓を心を込めて綺麗に掃除し、お花・線香・ローソクを御供えをしてお参りを行います。
ご先祖様って何代前の人まで?
三十代前までさかのぼると日本中全部が親戚になる、と計算した人がいました。現代では家系にこだわった遠い親戚より、情緒的な繋がりを重視した近い先祖へと意識が変わってきています。お墓を中心にして「先祖」を誰からとするのかと考えますと、「最初にお墓に入った人から」と考えることもできます。もしあなたが次男や三男で、独立して新たにお墓を建てることになったら、あなたが元祖のご先祖様と考えても宜しいかと思います。
寿陵墓とは?
「生前にあらかじめ建てておくお墓」のことです。聖徳太子や昭和天皇も寿陵でした、20年前はお墓をたてる方の5%だった寿陵墓ですが今では半数くらいの方が寿陵墓で建てられます。また墓石には相続税がかかりませんので、寿陵墓は節税にもなります。
今なぜ寿陵なのか?
大都市などでの深刻な墓地不足から早めに墓地を確保しておこうという動きがあります。また御自分の納得いく墓石を建立して、残された方へ金銭的な負担をかけたくない為に寿陵墓を建てる方も増えています。
いつお墓を建てたら良いのでしょうか?
墓地埋葬法という法律ではお骨をどこに埋葬するのかという規定がありますが、いつまでにお墓を建てなければならないという規定はありせん。本来仏教の考えでは生前に戒名をいただき、墓石を建立する事は功徳がある事と考えられています。亡くなってから墓石を建立する場合も、時期を考えてなるべく早めに建立する事をおすすめ致します。
建墓に都合のよい時期は?
新しくお墓を建てる場合、開眼供養(法要)を行います。この儀式を行うにはできるだけたくさんの人に参列してもらいたいので、親族の方が集まる初盆やお彼岸、一周忌など、法事の前までにお墓を建てるのが宜しいのではないでしょうか。
年忌法要はいつまでやれば良いのでしょうか?
習慣なので何回忌まで続けなくてはならないということはありません。たいていは宗派によりまして三十三回忌、または五十回忌までといわれ、菩提寺のご住職にお経をあげていただきます。
法要とは何をすれば良いのでしょうか?
特に一回忌、三回忌、七回忌、十三回忌、三十三回忌(五十回忌)には墓前の法要をお願したいものです。通常、年忌法要はお寺や家でお坊さんにお経を上げてもらい、家族そろってお墓参りをします。
墓地には三つの形態があります
公営墓地(霊園)
都道府県や市町村が所有して、運営・管理している墓地です。宗教は問いませんが郊外にある場合が多く、電車や車で行かないといけない事がございます。諸費用が安い反面、いろいろな制限があったり、墓地の数が少なく競争率が高いため、必ず入手する事が可能とは言えません。
寺院墓地
お寺が運営している墓地です。宗旨宗派を問わない墓地と、檀家になる必要がある墓地とあります。ほとんどの場合お寺の境内地にあります。檀家になれば、葬儀・法事などは、お寺様に頼めますので安心です。
民営墓地
実質的には民間会社(石材店・不動産業など)が管理・運営している墓地です。宗教や宗派、国籍に関係なく、どなたでも入手可能です。
墓石建立の際には指定の石材店のみ工事可能です。
墓地選びのチェックポイントとは?
墓地環境
日当たりが良く、最低でも80cm角以上の広さが御座いますと通常の8寸の墓石が建立可能です。また墓石が傾きにくい為には、近くに大木がなく、地下水の表出が無い事が理想です。墓地内に水汲み場があり平坦地でございますとお参りをしやすいです。
整備設備
駐車場があり墓地内の通路幅が90cm以上有る事が理想です。
立地条件
可能な限りご自宅の近くで、徒歩で不可能な場所の場合は、交通の便が良いか、駐車場を完備している墓地が宜しいです。
墓石の各部の名称とは?
①棹石
魂が入る重要な部分です。墓石の寸法は棹石の横幅で決まります
②上台
③中台
ここから納骨します
④中台
⑤中台
お墓の土台です(必要ない場合もございます)
⑥水鉢
家紋を入れます
⑦香炉鉢
線香・ロウソクを立てる台です
⑧花立
名字や蓮の花の彫刻などをしてます
生きている間にお墓を建てても良いでしょうか?
生前建墓の事を寿陵といい、仏教的にも功徳が有り,また長寿につながるとも考えられ現代の建墓の約半数が寿陵墓です。節税対策にもなり、墓地不足から早めに建てる人も増えています。
庭が広ければ自宅にお墓を建てても良いでしょうか?
お墓を建てる場合におきましてて墓埋法という法律があります。この法律で土地が墓地として認可されていないと墓石に納骨はできません。(戦前からの墓地の場合はこれに限りません)自宅の庭で墓石を建てて人間の骨を納骨しますと罰金又は拘留の罰則が摘要されてしまいます。
生前にお墓を建てると節税になるというのは本当ですか?
お墓の場合、相続の際、相続税、不動産所得税、固定資産税など一切課税されません。よって生前建墓をするということは相続税に対する 自己控除をする事になり、節税につながります。
お墓を移すと不幸を招くというのは本当ですか?
お墓において一番大切な事は、ただ建墓をするという事ではなく、 その後のお参りをしっかりおつとめする事だと思います。その為には、遠くでお参りが疎遠になってしまうより、近くでよくお参りする方が 御先祖様も喜ばれると思います。
上記以外の御質問もとんどんお寄せください。懇切丁寧に御説明させて頂きます。