備考 | 一石から彫った二つで一対の道祖神です。
漢詩は碇豊長の詩詞です。詞を訳すと、
双嶺(そうれい)の厳頭(がんとう)に狗を帯(たい)して攀(よ)づれば、南天(なんてん)の子(実)赤くして気清閑(せいかん)たり。 我が身只(た)だ健なれば爾(なんじ)応(まさ)に壮たるべく、但(た)だ願(ねが)はくは年年山に上(のぼ)るを楽しまんことを。となります。
南天の花言葉は機知に富む、福をなす、良い家庭。難転、成天という字を当てはめ昔の人は縁起木、魔除け、不浄を清める木として用いました。
二石の裏面には、縁起物の松竹梅を図案化して刻んであります。福が到るとういう意味がある中国の倒福が彫られています。片方を大切な方への贈りものとして、もう片方をご自分で持つことで、その想いを表すこともできるかもしれません。 |