岩津天満宮　水掛け牛

水掛け牛

天神様のお使いの神牛に、願いを込めながらお水をお掛けするものです。
御牛様は、毎年のめでたい恵方を指し示しています。

水掛け牛の完成にいたるまで
約半年間の構想期間があり、幾通りものアイディアスケッチや粘土マケット（彫刻の試作の為の雛型）を製作
「アイディアスケッチと粘土マケット」
この期間中、たび重なる検討会にて、岩津天満宮宮司様をはじめ、建築や造園等に関わる関係者様、諸先生方のご助言、ご指導をいただきながら、デザインが決定しました。
このデザインの中で作者は、自然の水と光の煌びやかさを生かし、柔らかく生き生きとした生命観と清楚な様子を表現しました。

採石現場
彫刻に使用した石は花沢石(岡崎)で、石目が綺麗に整い（１級）なおかつ大きなものが必要であったため、入手がとても困難でした。
原石
製作と設置の様子
ドリルや、さまざまな道具を使い分けながら、石を彫りあげていきます。１１月下旬から１２月中旬の施工日に向けて制作しましたが、限られた時間の中で最良の出来栄えになるように日夜精魂込めて石に向かいました。
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	岡崎市の岩津天満宮様にてご参拝できます。是非一度おこしください。
私の制作した水掛牛を岩津天満宮本殿・拝殿前の境内苔庭に設置していただいたことに、この上ない幸せを感じております。参拝された方が願い事を唱えながら牛に水を掛け、手を合わせる姿を思い浮かべながら制作をしました。水掛牛から流れ出た水が水苔庭に潤いを与え、願いを掛けられた方々の人生にも潤いが与えられますように願っております。　作者（佐藤　智）